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長屋のフルリノベーション
名古屋市名東区 A様
名古屋市名東区にある長屋のフルリノベーションです。
昭和20年代に建てられた建物で、元々は農家住宅であったのを昭和40年代に長屋に変更したのですが,ここ数年は入居者もおらず放置されていたので、リノベーションし再び入居者を募るために動き出しました。
元々農家住宅であるため、平屋で屋根が高くその屋根裏で作業をしていたと言われています。そんな建物なので、一戸の面積は広くないのですが、天井を抜き縦に広がりを持たせて開放感を出す事が出来ます。
まずは、屋根から改修していきます。
屋根を剥がし新たに組み直します。元々瓦屋根だったのを鉄板にして重量軽減をしています。地震には効果的です。
屋根に断熱材を敷きます。今回は部屋から屋根の野地板を見せるので、断熱材をサンドイッチします。
外壁以外全て解体したため、内部は骨組みだけです。ここで建物の状態を確認します。
内部に鉄筋を敷き、ベタ基礎にしてしまいます。これも耐震補強の一環です。
構造用合板による耐力壁です。古い建物には構造用合板による補強が向いているのではと。
そして完成。
上から眺めるとこんな感じ。
梁はそのまま、天井を抜いて屋根野地板まで現しているので、平屋なのにずいぶん高いです。
奥にはロフト付。ロフトの下はお風呂や台所があるのです。